「何食べたい?」
「何でもいいよ、何でも食べられるから」
こういうシーンよくありますよね。
いやいや、こちらあなたの好き嫌い聞いてるわけじゃないんですよ。
こちらも探りを入れるための質問だったりするわけですが、完全に考えることを放棄されると困っちゃいますよね。
もちろん関係性にも依りますが、何を食べたいかを聞かれたらせめてヒントが欲しいものです。
本日は、そんな皆様にひとつの解決策をご提案させていただきます。
今や地域を絞った飲食店の検索情報は、様々なサービスが乱立しています。
Web検索なんかは日本全国どこで検索しても、いくつかの某キュレーションサイトが常に上位表示されるんじゃないでしょうか。
検索結果のWebページを頑張って数ページ見てみても、どうやら金太郎飴のような様相を呈しています。
Web検索は早々に諦め、インスタなんかに切り替えて検索してみたりします。
こちらの世界もまた違うベクトルの問題が発生しているようです。
オフィシャルHPのメニュー写真を超えてくるような美しい写真が並んでいたりします。
どれも美味しそうですが、なんだかますます決めるのが難しくなる負のスパイラルに陥っているような気さえします。
そこで一筋の光明が差してきたのが、『町中華』というジャンルです。
町中華には、空腹を抱えたありとあらゆる人を包み込む寛容さがあります。
高級中華料理店のような尖りとはほど遠く、田舎へ里帰りしたようなノスタルジックな雰囲気。
それを象徴するのが、程よくやれた年期の入った外観であり、オシャレとは真逆の食へのストレートなアプローチでしょうか。
そして何より中華料理の良いとこ取りをしたメニュー構成。
メニューを覗けば、ラーメンやチャーハンはもちろん、不足しがちな野菜もたっぷり摂れる定食系をはじめ、何か食べたいものが見つかる期待をせずにはいられません。
初めて訪れたのに食べ親しんだような庶民的な味付けが魅力なのかもしれません。
中華そば 喜楽は、八千代市上高野の住宅街にあります。
白い看板に白い暖簾が映える外観です。
創業ウン十年の『ザ・町中華』というビジュアルとはほど遠いですが、女性にも入りやすい印象のお店です。
大きな駐車場を完備しているので、混雑するランチ時にも安心して来れますね。
店内はすごく綺麗で、カウンターやテーブルには、コロナ対策用のアクリルボードもしっかり設置してありました。
カウンター席の後ろには、個室もあるようです。
家族連れやちょっとしたご宴会なんかもいけちゃうのかもしれません。
一片の迷いもなく、『ラーメン・チャーハンセット』をオーダー。
ラーメンは、「塩ラーメン」と「醤油ラーメン」から選べるとのことです。
待ちに待った町中華のチャーハンです。
当然メインディッシュであり、ラーメンはもはやスープ代わりです。
たまご・ネギ・焼豚・蒲鉾・グリーンピースの慣れ親しんだスタンダードであり完璧な具材。
ご飯パラパラのあっさり旨味抜群のチャーハンは、美しいお椀型に盛り付けられるタイプです。
作戦としては紅生姜なしでいただき、ほどよく散らして味変して後半戦を楽しむ予定です。
食べ始めると見ためよりボリュームがあったのですが、食べ切るまで全く飽きずにずっと美味しくいただけました。
先程、失礼にもスープ代わりといった醤油ラーメン。
こちらも昔ながらのシンプルなお味で、老若男女幅広く愛されるラーメンではないでしょうか。本当に美味しかったです。
焼豚は炙ってあるようで、しっかりした食感と香りがますます食欲をそそりました。
こちらは同僚が食べていた塩ラーメン。
まさに塩ラーメンの基本ここにあり。と絶賛していました。
中華そば 喜楽さんでは、ラーメンやチャーハンはもちろん他にも美味しいと評判のメニューがたくさんあります。
何を食べるか決められない、何が食べたいかわからないという方はぜひ町中華を選択肢のひとつに加えてみてはいかがでしょうか。
ちなみに私たちの隣で食べていた男性のお客さんは、カレーを食べていらっしゃいました。
中華屋でカレー!?と私も思いましたが、もしかしたらここのカレーは抜群に美味いのかもしれないと口コミを調べてみました。
「宇宙で3本の指に入るカレー」
という口コミがありました。
どうやら私の知らない間に世界中で愛されているカレーは、とうとう宇宙へ進出していたようです。
それはさておき、八千代で美味しい町中華を食べるなら「中華そば 喜楽」さん。お奨めです。
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中華そば 喜楽
〒276-0022 千葉県八千代市上高野1219−3
電話:047-484-6513
営業時間 11時00分~21時00分
定休日:木曜日
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