太東海水浴場の近くにある「大判焼き 吉田」。
その日私が出会った「悪魔の大判焼き」の話をしよう。
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大判焼きと言えば、鯛焼きと同じくらい日本人のDNAに深く刻まれたエモーショナルな和菓子。
「大判焼き」「今川焼」「回転焼き」など全国で呼び名が変われどもほぼ味は一緒で、違いも出にくいのが大判焼き屋のイメージ。
近年爆増しているクレープ屋やインスタ映え至上主義の新しもの好きの影響なのか激減してしまった「大判焼き屋」で衝撃の出会いをしてしまったのでお伝えしたい。
私がその悪魔の大判焼きと出会ったのは、いすみ市の太東海水浴場へ向かう途中のことだった。
私は基本的に甘党でスイーツ全般を愛しているが、ことさら鯛焼きと大判焼きには目がない。
インスタで常に新しいスイーツ探し求めて投稿しているキッズ達には分からないと思うが、あの鯛焼きと大判焼きのエモさがたまらないのだ。
大判焼きのエモさは作っている人の年齢に比例する傾向にあり、70~80歳くらいのおばあちゃんが作ってくれるお店もあったりする。
さて大分話が逸れたので、元に戻そう。
大判焼き屋さんにしては珍しく広い店内のカウンターにそれはあった。
おすすめ品 \現品限り/ 「揚大判焼」
あの大判焼きを揚げた上に砂糖をまぶしてあるのだ!
こんがりと焼きあがった大判焼きは、この太東の海でサーフィンを楽しむサーファーの肌の色の如く美しく、威風堂々とカロリーの化け物が鎮座している。
「試食もあるので良かったら召し上がってください。」
もう食べる前から美味しいことはだけは分かっている。もはやこれはただの確認作業であって、私はだらしなく緩む頬を隠すこともなくお言葉に甘えることにした。
大判焼き吉田さんの「揚大判焼き」は、「こし餡」「白あん」「カスタード」の3種類がある。
試食のサイズも大きくてしっかりと味を確認できる。
大判焼きのあのふわふわ食感とは異なり、外側がカリっとしていて中は柔らかく餡子の甘さも絶妙。もうこれは大判焼きではなくて別の食べ物。めちゃくちゃ旨い!
特筆すべきは、こんなに手間がかかっているのに「たったの100円」であること。
聞けば、普通の大判焼きを作った時にちょっと失敗したものを材料にしているから安いらしい。
大判焼き吉田さんに来たら「揚大判焼き」を即チェック!
その日に作る量は、失敗作分しかない。数量限定だから完売要注意だ。
私たちがオーダーしている間にもコンスタントにお客さんが入ってくる。
揚げ大判焼きの他、いなり寿司も注文されていた。
まさか「いなり寿司」が本命?
と頭を過ったがぐっと堪えた。
ここから車で数分のところに「太東海水浴場」がある。
夏を待たずしてすでにサーファーで駐車場がいっぱいになっているほどの人気のポイントらしい。
ぜひサーフィン帰りに大判焼き吉田の「揚げ大判焼き」をテイクアウトしてみてほしい。きっと幸せになれるはず。
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