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ハンドメイドのレザークラフト教室を体験してきた

調査隊のぼんズです。
先日、絶品ちば本舗にも出品してくれているハンドメイドレザー工房 RIA CREATIONさんの体験教室へ行って来たのでちょこっとその様子をご紹介します。


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RIA CREATION


RIA CREATIONの職人さん

ぼんズが体験教室にお伺いしたRIA CREATIONさんは、千葉市の花見川区に工房を持つハンドバッグをメインに造られている職人さんです。
日本でその技術を学び、本場イタリアでの修行を経て2009年から地元に工房を構えて創作活動をしています。
技術はもちろんのこと、本当に良いもの(素材)を使うという信念を持っていらして、「使う人を騙すようなバッグ造りはしない」という見えない部分にも拘った非常に頑固な職人さんです。

そんな職人さんが、お客さんからお願いされて始めたレザークラフト教室。今では生徒数が30人以上を超えているそうです。
その教室に1日体験として潜入してきた様子をご報告します。
人より割と器用なぽんズです。
正直、才能を見込まれて職人の世界への転職も悪くないなとふわふわした期待を込めて伺いました。


え?型紙からなの…


型紙の元になる設計図

「今日はコレ、作るから。まずはそこに置いてある無地の紙に書き写してね。」

先生がおもむろに手渡して来たのは型紙の元になる設計図。

ぼんズ「え…? 断裁された革を渡されてシコシコ縫うんぢゃないの?」

先生「ウチの教室は型紙の作り方も覚えてもらう。そしたらいずれ自分の作りたいものを作れるだろ。」

ぼんズ「なるほど。だから周りの皆さんは既にオリジナリティ溢れるバッグを作っているのですね。(プライバシー保護の為、生徒さんの写真は撮ってません。)」




悪戦苦闘の末、なんとか型紙完成です。


型紙とカッター

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革によってすごい癖がある! んですよマジで!


国産の牛革と型紙

ぼんズが選んだ革は、国産の牛革でシボ(しわしわの部分)加工が施されたもの。この革はとってもやわらかいので、カッターの歯がスッと入っていかないんです。(言い訳です)

断裁された牛革

なんとかこんな感じで断裁できました。
今回はペンケースを作るのですが、裏側のおしりの部分でつなぎ合わせるので左右対称のものが2枚必要です。
でも実はこの段階での微妙なズレが後々致命傷になっていきます。

次に「革漉き」という作業に入ります。
革と革を重ね合わせて縫う部分は、何もしないとかなり分厚くなってしまいます。
そこで先に重なる部分だけを薄くスライスしておくことを「革漉き」と呼んでいます。

革の厚さをはかる機械

先生は目にも止まらぬ早さで革を漉きます。ここでは支えている左手も一緒に漉いてしまわない様気をつけなくてはなりません。
先生が何度も何度も指に気をつけろ!挟むなよ!
と言い続けるので、「もしかしてコレはフリなのか!?」と錯覚してしまうほどです。

革漉きされた牛革

失敗しました。


指は無事でしたが、不器用な母親にバリカンで頭を刈られて夏休みの半分以上を暗い気持ちで過ごした小学生の夏を思い出してしまいました。ちょっと泣きそうです。


先生の高らかな笑い声が、なんとかボクを現実に引き戻してくれました。


あとはミシンで縫うのみ! 


革用の工業ミシン

昔、映画でロックミシンは8ビートで針が進むようになってる。だから別名ロックンロールミシンって言うんだ。(このネタは嘘)って言うのを思い出しました。
この革用の工業ミシンは、生徒のためにスピードをかなり抑えてありました。不器用な人でも扱い易いように返し縫いもしやすく(失敗しました)設定しなおしたそうです。

革用の工業ミシン

後ろ向きでは何も生まれないので、とにかくガンガン前に進みます!
(あ!また返し縫い忘れたorz)
いつの間にか指を負傷していることは置いておいて、ついに完成しましたよ。

完成したペンケース


型紙のズレによって革に若干のゆがみがあったり、縫製が斜めに走っていたり、残念な部分を上げたらキリがありません。
でもものづくりに没頭したこの3時間はとっても有意義で、ひとつひとつの工程に正確さや技術が求められるんだなぁと感じました。
あっという間の3時間。また体験したいです。

職人曰く、革の癖によっても作り方が変り、
1枚革のどの部分を使うかでも作品の表情が全然違うみたいです。


そんな頑固な職人さんの教室はあと1〜2枠程空きがあるみたいですよ。ぜひご興味がありましたらRIA CREATIONへ。



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RIA CREATION
住所:〒262-0045 千葉県千葉市花見川区作新台6丁目18−42
電話:043-286-1273
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毎週金曜日 15:00からYoutubeにてハンドバッグ製作のLIVE配信を行っています! 


こちらの動画は(2020年 5/8 15:00~)に配信しました
第1回 「6号帆布と革のトートバッグ 〜裁断編〜」です。

★次回以降の配信予定です
※終了しました※第2回(5/15 15:00~) ”第1回の残りの裁断”と「革すき」編 *45分程度予定
第3回(2020年 5/22 15:00~) 「胴造り・帯革とりつけ・ハカマ造り」編
第4回(2020年 5/29 15:00~) 「手ヒモ・ベロ・見付・裏造り」編
第5回(2020年 6/5 15:00~) 「芯おとし・ヘリダマ取付・裏おとし・口前ミシンかけ」編
※進み具合や状況により内容や配信日が変更される場合もあります。その際は都度ご案内いたします。


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